おしらせ

Posterior Cervical Hands-on Training in CAST-Lab

2021/08/24

2021年8月20日(土)にNPO法人HSSグループとDePuySythes社の共催で頚椎後方手術手技実習を行いました。今回の実習は北大に新設されたCAST-Labを使用し、実際の手術室と同じような環境で実習を行いました。透視装置もあり、インストゥルメンテーションのトレーニングにも大変有用でした。ご献体を用いる代わりに、実際の質感に近い皮質骨と海綿骨が再現されたモデルボーンに、皮膚や筋肉、神経根、硬膜嚢などがついたReal Spineというシステムを用いました。開創器などをかけて実際の手術に近い形で手術操作を行うことができただけでなく、疑似血液や疑似脳脊髄液も流れているため、臨場感ある脊椎手術トレーニングを行うことができました。

今回は頚椎後方手術をはじめてまもない4名のNPO会員の先生方を対象として、織田格、高畑雅彦の2名の指導のもとハイスピードバーやT-sawを用いた椎弓形成や顕微鏡下椎間孔部除圧、頚椎各種インストゥルメンテーションなど基本手技を学びました。今回用いたシステムは疑似血液や疑似脳脊髄液が流れていたため、臨場感あるトレーニングとなりました。あっという間の6時間でみな熱中し、ほとんど休みもとらずに実習を行いました。

充実した手術器具やインプラントの提供、会場設営準備などにご協力いただきましたDePuySythes社およびスタッフのみなさまに心より感謝申し上げます。

NPO法人HSSグループでは今後もこのようなセミナーを継続的に行っていく予定です。企画や希望などがあれば随時、ご連絡ください。若手からの要望だけでなく、こんなことを教えたい、あるいは実習してみたいという希望でも結構です。北海道の脊椎脊髄外科発展のためNPO法人HSSという組織を有効に活用いただければと思います。

 



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